こんにちは!トトです。
今回は英国のジャーナリストであるマシュー・サイドさんが書かれた”失敗の化学”を要約していきます。
皆さんは失敗に対してどんなイメージを持っていますか?
「失敗はしたくない…」「失敗は恥ずかしい…」
このようなネガティブな考えをしている人は多いと思います。
失敗することは大事なことです!
しかし、わかっていても「失敗は嫌だ…」そう考えてしまうものです。
その原因は、失敗について正しく理解していないからです。
今回の記事を読むことで下記の内容を理解することができます。
これらを学ぶことで、失敗から学べる人になることができます。
それでは、説明していきます。最後まで是非ご覧ください。
失敗の正しい捉え方
まずは、”失敗の捉え方”についてです。
失敗から学べない人は”失敗”をこのように捉えている事が多いです。
失敗は上司から怒られる原因
他の人から馬鹿にされ、笑われて恥ずかしくなる
=ネガティブなイメージ
確かに、こう思ってしまう気持ちもわかります。
しかし、失敗をこのように考えていると失敗を恐れて行動できなくなります。
では、失敗から学べる人は”失敗”をどのように捉えているかを説明します。
学べる人は失敗をこのように考えています。
失敗とは成功する為のデータである
例えで説明しましょう。

あなたの前には2つの宝箱があります。
片方には宝物が入っており、もう一つは何も入っていません。
さて、宝物を手に入れるにはどうすればいいでしょうか?
この例で言うと、失敗から学べる人は「こっちだ!」と思った宝箱をすぐに開ける事ができます。
なぜなら、空の宝箱(失敗)を選んでいたとしても、次は宝の入った宝箱(成功)を選ぶことができると知っているからです。
しかし、失敗を恐怖・恥などのネガティブに考える人はどうでしょう?
開けてみればわかるのに、めちゃくちゃ頭を使ってどっちの宝箱に宝が入っているかを考えます。
そしてわからないまま、行動できずに時間を無駄に使うことになるのです。
”失敗は成功する為に必要なデータで、必ず必要なもの”です。
失敗せずに成功し、その成功が続いた人はいません。
失敗こそが人を成長させてくれるのです。
失敗した時の考え方
次は”失敗した時の考え方についてです。
失敗から学べない人には以下の特徴があります。
①固定型マインドセットである
②事実を否定して解釈を変える
また、失敗から学べる人の特徴は以下の通りです。
①成長型マインドセットである
②ありのままを受け入れ、改善する
それぞれ説明していきます。
①固定型と成長型マインドセット
失敗から成長できない人は、固定型マインドセットの考え方をしています。
固定型マインドセットとは、”知性や才能は固定的なもので変えることができない”と考えることです。
この考え方をしていると、ミスをしたときに「自分は頭が良くないから…」など”生まれ持った能力が低いからしょうがない!”と自分に言い訳をして考える事を放棄します。
失敗から成長できる人は、成長型マインドセットの考え方を行っています。
成長型マインドセットとは、”知性や能力は努力によりが向上する”という考え方です。
この考え方の人は、失敗した経験から学ぼうとする意欲がとても強いです。
ミシガン州立大学の心理学者”ジェイソン・モーザー”の実験でも、成長型マインドセットが失敗から成長する為に欠かせない考え方と証明されています。
この考え方は”知性や能力は努力により向上する”と自分が思い込むことで身に付けることができます。
実際に変わることができるので、成長型マインドセットの考え方を実施してみてください。
②失敗を否定するか・肯定するか
次は、失敗を”否定するか・肯定するか”についてです。
失敗から学ばない人は、”事実を否定して解釈を変えます。
失敗から学ぶ人は、”ありのままを肯定して、改善を繰り返します。
例で説明します。
仕事のプレゼンがあるのに全く練習していない人がいました。
思った通り、本番ではグダグダになり取引先は内容をあまり理解していませんでした。
むしろ、私達も理解できませんでした。
終わった後、「取引先があんまりわかっていなかった」と伝えると「取引先が理解力が低い」と言っていました。
皆さんはこれを見てどう思いましたか?
明らかに、理解してもらえなかった原因は”プレゼンの練習不足”ですよね?
しかし、本人は「取引先の理解力が低い」と答えました。
これが”事実を否定して解釈を変える”です。
練習不足で理解させられなかった(事実)を取引先の理解力が無い(解釈を変える)と考えたのです。
これも失敗から学ぶことの放棄ですね。
せっかくの失敗なのにもったいない事です。
失敗から学べる人は、このような失敗に対してありのまま受け入れます。
「練習の時間を取らなかったから、プレゼンの段取りがぐちゃぐちゃだったな」
「今度は説明の段取りに注意して、理解してもらえるプレゼンにしよう」
このように、失敗をありのまま受け入れて失敗から改善を繰り返します。
皆さんも、”失敗をありのまま受け入れる”この考えを覚えておいてください。
成功するまでの考え方
次に、”成功するまでの考え方”について説明します。
皆さんは仕事のプロジェクトなどで成功する!と決めたら、まずなにをしますか?
失敗から学べない人はこう考えます。
これを見て「なにが悪いの?」と思う人もいるかもしれません。
もちろん、最高のアイデアを考える事は悪い事ではありません。
ここで言っているのは、「頭で考えているだけの状態ではいけない」ということです。
”寝室でひたすら考え抜けば、最適解を得られる”というわけではないのです。
失敗から学ぶ人はこのように考えます。
試行錯誤して失敗と改善を繰り返して成功する
成功する為の一番の近道は、実際にやってみて失敗と改善を繰り返すことです。
失敗から学べる人はこの事実を理解しています。
ここで本書に掛かれていた例を紹介します。
陶芸教室で2つのグループを作りました。
”質で評価するグループ”と”量で評価するグループ”です。
質で評価するグループは3日後に一番質が良い陶芸品を1つ提出し、量で評価するグループは作った全ての陶芸品を提出するルールでした。
さて、問題です。より質の高い陶芸品を作ることができたのは、どちらのグループでしょうか?
なんとなく、わかるかもしれませんが”量で評価するグループの方が質が高い陶芸品を作ったのです。
これは先ほど説明した、失敗と改善を試行錯誤行っていたことで、質の良い陶芸品ができたのです。
失敗を恐れずに成功に向けて試行錯誤していきましょう。
そうすれば必ず成功することができます!
あとがき
今回は”失敗の化学”を要約していきました。
今回お話しした内容は、基本部分だけです!
この本にはもっと詳しく失敗について書かれています。
本を読めばさらに、どんどん失敗して、改善を繰り返す事ができるようになるでしょう。
気になった人は是非読んでみてください。
トトブログではこのような本要約など、皆さんの勉強になることを投稿しています。
是非、他の記事でも勉強していってください。
それではご覧いただきありがとうございました!
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